土佐錦の物語
【 特 徴 】
体型は琉金に似た卵型で口先が細く平付反転尾と呼ばれる左右に張った尾びれが前方向にカールするのが特徴
英名ではCurly fantail goldfish(カーリーファンテイルゴールドフィッシュ)
おもに土佐の高知で愛好家に大事に保存されてきたので土佐錦、土佐金魚、トサキンと呼ばれている
出雲ナンキン、地金とともに、日本3大地金魚としても知られる国産金魚で高知県の天然記念物
【 歴 史 】
江戸時代に山内家の乾市正の与力、須賀氏が金魚を江戸から持ち帰る
1845年に、山内家家臣須賀亀太郎氏が、大阪らんちゅうと琉金を交配して土佐錦魚が固定される
昭和20年。高知大空襲と21年の南海大地震の津波で絶滅の危機にあったが田村広衛氏により再興される
昭和44年。高知県の天然記念物に指定され、皇太子殿下時代の天皇陛下にも献上される
昭和46年。矢野忠保氏が高知県外にも土佐錦魚を分譲し全国に広まっていくこととなる